コスタリカの植生

北緯8~11度の熱帯に属するコスタリカには、独特の地形と気候により非常に多様な植生が存在します。
よく耳にする植生区分として熱帯多雨林、熱帯雲霧林、熱帯乾燥林、熱帯常緑樹林、熱帯落葉樹林、熱帯サバンナ、パラモなど、53もの植生区分があります。
この植生区分は1986年にコスタリカ大学のエレーラ博士とゴメス博士により行われました。

その他に現在、最も使われている植物区分は、アメリカ合衆国出身の植物学者・気象学者であったホールドリッジ博士(1907-1999)の説いたライフゾーンです。
ホールドリッジ博士は、湿度、降水量、気温などの環境要素をベースとしてコスタリカを12のライフゾーンと12のトランジション帯(中間林)に分けました。
カラフルなマップは、ホールドリッジ博士が区分した12のライフゾーンを色分けして示したものです。

51,100平方キロという北海道の6割程度の国土に、乾燥地帯に植生するサバンナからアンデス山脈に植生する高山植物まで実に多様な植生が存在し、そこに生息する野生動物も多種多様です。
このように、小さな国土面積においてこれほど多様な植生をもつ国は世界でも稀有であることも、生物多様性の宝庫である理由と言えます。

 

 

コスタリカ植生帯マップ